「相模原市を愛する人」がフェイスブック上で交流し、活気あるまちづくりをめざして意見交換をする市民グループ「さがみはらぶ」(鈴木猛代表)は、8月31日(日)に初の「さがみはらぶんか祭」を開催する。グループでは、より多くのユーザー(フェイスブックの参加者)の表現の場を作り、そこで生まれた繋がりが、新たな活動の芽を生み出す可能性に期待を寄せている。
相模原を中心に、文化・経済・政治など多ジャンルにわたって話題を共有し、地元愛を育てていくことをコンセプトに活動する「さがみはらぶ」は、一昨年10月に設立。民間がボランティアで運営する、発信力の高いグループとしてラジオやテレビなど多数のメディアに取り上げられており、今年に入ってユーザーが急増した。昨年10月時点で700人だったが、現在2600人を超えた。市民や事業主が、鮮度の高い市内の情報をタイムリーに投稿し、交流を図っている。ページ上には実名登録をしたユーザーのイベント開催や食べたランチの写真、自分の店の宣伝など、営利・非営利にかかわらず、相模原を生活の舞台とした多様な書き込みが溢れている。
一方で、ネットだけの情報交換に留まらないよう、同グループはこれまで4回の交流会を行ってきた。芸術家や市民団体は活動のアピールの場としてとらえるのに対し、習い事教室や商店を持つユーザーはビジネスチャンスとして活用する動きも。毎回、交流会の出展ブースは10組、参加者100人程度で、世代や職種にしばられない新たな交流の場になっていた。
今回は、より多くのユーザーに交流を持ってもらうため、「さがみはらぶんか祭」を発案。公共施設のソレイユさがみ(緑区橋本)を1日貸切りにし、多様なブースを集めて学校の文化祭をイメージした大型イベントを企画した。来場者へのPRのほかに、イベントを通じて出展者同士の交流を促し、新たな活動や事業の創出で、地域活性化に繋げるのがねらい。イベント会場には、相模原で芸術や音楽で活動する人や、事業主らの物販・展示会などを行うブースを50カ所設ける予定。子連れの家族や外国人客も足を運びやすいように、会場にはグループ内で募集した託児所の職員や通訳可能な案内役などのボランティアを配置。多様な来場者に対応できるように工夫を施す。
今後は、宣伝目的の事業主だけを集めたページの強化や、協賛金を募るにあたって実体ある団体として確立させていく方針。各種イベントの開催によりユーザー同士の輪を広げ地元愛を育みながら、相模原をさらに活性化させていきたい考えだ。
同イベントの開催時間は午前11時〜午後4時。入場無料。詳細は、イベントのフェイスブックで確認を。
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