杜のホールはしもとともみじホール城山の統括館長に就任した 平本 悟さん 相原在住 63歳
2ホールの特長を活かす運営を
○…杜のホールはしもとと、もみじホール城山の統括館長として、両ホールの運営を手掛ける。杜のホールの館長には昨年4月に就任。今年5月に、同ホールを運営する「公益財団法人相模原市民文化財団」が、もみじホールも運営することになり、統括館長となった。「創造発信型」の杜のホールと「地域密着型」のもみじホールの連携を深め、区民が気軽に使いやすい施設に。それが統括館長としての役目だ。「ステージが広く、音響施設に優れた杜のホールは音楽や落語中心のイベントを企画し、もみじホールは住民の利用を増やしたい」と抱負を語る。
○…開館3年目を迎えたもみじホール。リハーサル室の稼働率が9割近くに伸びてきた。「前管理者の努力のおかげで、かなり地元に施設が浸透している」と手ごたえを感じている。今後は、映画上映会や子ども向けの演奏会、地域のお祭り、イベントにも施設を開放して、地元に愛される施設運営を心掛けていく方針だ。その第一歩として、ホールの目玉である世界3大ピアノの一つ「べヒシュタイン」を地域の人たちに触れてもらう企画を7月に実施。8人の定員を大幅に上回る56人の応募があった。「予想以上の反響なので、9・11月と今後も継続して実施していきたい」と話す。
○…相模原生まれの相模原育ち。「昔と比べると、都市整備が進められ、交通の便が格段に良くなった」と振り返る。定年までは市の職員として、上下水道や公園、道路など都市整備部門に携わり、30年以上も相模原の移り変わりを見てきた。「環境整備には力を入れてきました。境川や相模川などは、かなり浄化されているのでは」
○…休みの日は、1・2時間の軽いジョギングやウォーキングをして過ごす。「健康のために始めましたが、相原・二本松を中心とするこの地区は景色も良く、平坦な道が多いので、ジョギングには最適です」と優しく話してくれた。
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