全国小学生陸上競技交流大会の神奈川県予選会が7月12日、BMWスタジアム平塚で開催され、石田爽太(そうた)くん(谷口台小6年)、正岡悠(ひさし)くん(作の口小6年)、北野友美さん(鶴の台小6年)の3人が6年生男子100m、男子走り幅跳び、女子走り幅跳びでそれぞれ見事優勝し、全国大会への出場を決めた。3人は相模原市陸上競技協会(神藤昭嘉会長)が主宰する小学生の陸上教室に所属。相模原市内から3人が同大会へ出場をするのは今回が初。
同大会は、各都道府県の予選会(16種目)を勝ち抜いた小学5・6年生が出場できる、小学生年代では最大規模を誇る大会だ。県予選会には各地から約800人がエントリー。相模原陸上教室からも19人が出場した。
昨年、県予選会の5年生男子100mで優勝し、全国大会に出場していた石田くんは「勝てる自信があった」と予選から他を寄せ付けない走りで勝ち抜き、決勝では自己ベストには及ばなかったものの13秒17で優勝。男子走り幅跳び(5・6年生共通)に出場した正岡くんは、大会で同種目に出場するのは初ながらも「調子が良かった」と、4m20を跳び、初優勝を飾った。女子走り幅跳び(5・6年生共通)に出場した北野さんは、市民大会の同種目でも優勝しており、「自信はあった」と自己ベストの4m24をマークし、初の全国大会出場を決めた。
全国大会は、8月22日・23日に日産スタジアム(横浜市)で行われる。石田くんは「去年は決勝まで行けなかったので今年こそは行きたい」と抱負を語る。初の全国大会に出場する正岡くん、北野さんは「決勝まで残って1位になれるように頑張りたい」「自己ベストでは決勝に行けないので、たくさん練習して優勝できるように頑張りたい」と意気込みを見せている。
普及・強化が結実
同協会の陸上教室は、小学生を対象に競技の普及・競技レベルの強化を目的に、22年前に発足。現在は約220人が所属する。神藤会長は「協会、保護者が協力して、遊びを通じて育ちあい、交流の場にもなってきた。年々教室に来てくれる子どもも増え、普及にも繋がってきた。今回3人が全国大会出場を決め、教室のOB・OGも中学、高校で全国大会に出場するようにもなり、手ごたえを感じている。これからも夢のある子どもたちを応援していきたい」と話している。
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