神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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城山町祭囃子連絡協議会の会長として地域文化の伝承に尽力する 佐藤 真佐昭さん 町屋在住 48歳

公開:2014年9月18日

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伝統のお囃子を後世に

 ○…「数百年続くお囃子を後世に伝えよう」と、神田囃子に起源をおくお囃子の伝承に、地域一体となって力を入れる城山町祭囃子連絡協議会の会長を務める。会の活動のメインとなるのは夏場。毎年8月27日、28日に実施される城山夏まつり(川尻八幡宮例祭)で、9囃子連の山車が一堂に会し盛大にフィナーレを迎える。今年も例年以上に盛り上がりみせた。「来年5月には2年に一度の大行事である囃子の集いがあるので、少し休んだら練習ですね」と力強く話す。

 ○…協議会には、町屋、小松、春日、久保澤、都畑、谷ヶ原、原宿、若葉台、向原、中澤の各地区10囃子連が加盟し、現在は642人が所属する。その半数以上は子どもたち。各地区にある神社の例祭や納涼大会の他、老人ホームの慰問なども積極的に行い、お囃子が世代間をつなぐ貴重な役割を果たしている。「これだけ多くの人が参加するお囃子の団体は珍しいです。親子3代で参加するケースも珍しくないですよ」と紹介してくれる。

 ○…地区ごとに活動していた囃子連をまとめ、組織として効率的に運営していこうと、協議会は1988年に設立された。当時は100人余りだった会員も、今では5倍以上に。昨年から会長職に就き、若手の代表として、後進の指導にあたる。「ここまでお囃子が浸透してきたのは、住民の努力があったから。あと、楽しい踊りを教えてくれる指導者がいたからです」

 ○…城山生まれの城山育ち。地元で車関係の会社を経営し、地元愛は人一倍強い。小学校4年生の時に、町屋はやし連で、お囃子を習い始めた。「当時は指導も今と違い、結構厳しかった」と懐かしそうに振り返る。お囃子に夢中になるかたわら、30代半ばから新日本舞踊を習い始め、今ではかなりの腕前。「舞踊はお囃子に通じる点が多くあります。日本文化が好きなのですかね」と照れながら話してくれた。

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