アートラボはしもとが主催する企画「042 アートエリア プロジェクト スーパーオープンスタジオ」が11月9日(日)まで開催されている。市内や近郊にある美大生や若手作家らのアトリエ、スタジオ22カ所を一般公開し、地域住民や作家同士が交流する機会を提供することがねらい。22ものスタジオが参加して実施する事業は全国でも珍しいという。
相模原市内や町田市、八王子市には芸術系の大学が多く、近隣で倉庫や空き家などをスタジオとして利用している生徒やOBも数多い。一方で、製作現場として利用していることから、地域住民には認知されておらず、また作家同士も近隣にいながら交流を持つことも少ないという。
そこで今回、そういった若手作家たちの製作現場を一般公開し、ワークショップなどを実施することで地域住民に活動を知ってもらうと同時に、作家同士も交流を持てるようにと企画された。
公開されるスタジオは22カ所、参加作家は114人。期間中、土日の午後1時から6時まで公開され、作家たちの制作現場、作品を観ることができるほか、それぞれのスタジオでワークショップやトークショーなども実施される。
また拠点となるアートラボでは、各スタジオ所属作家の展覧会の他、多摩美術大OBの石坂翔さん(28)、鮫島大輔さん(35)の2人が上九沢のスタジオ「二DEC」から場所を移して、それぞれが得意とする立体・絵画がコラボした高さ6mにも及ぶ大型作品『弐層式Vol・3』(=写真)を制作、展示している。「ハレとケのように日常と非日常を意識した作品。特別なものを感じてもらえれば。とにかく大きくて、アトラクションのようなもの。10月中に完成予定なので、作る過程なども実際に観てスケールを楽しんでもらいたい」と2人は見どころを話す。
アートラボの柳川雅史所長は「昨年も実施し、好評だったため今年は参加スタジオが増えた。これだけのスタジオを一斉に公開するのは全国的にも珍しい。若手作家の制作現場、作品をぜひ回ってご覧になってもらえれば」と話している。
各スタジオの公開日、ワークショップ等についてはアートラボのHPで確認を。アートラボでも各スタジオのMAP等を配布中。問い合わせはアートラボ【電話】042・703・4654へ。
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