2027年に東京-名古屋間で開通を目指す「リニア中央新幹線」の工事実施計画について、JR東海は10月17日、太田昭宏国土交通大臣から認可を受けたことを発表した。これを受けて同社では、今後、工事着手に向けて沿線地域で住民を対象にした事業説明会などを行っていくという。
加山俊夫市長は「住民に対し事業説明会を通じた丁寧な説明や、建設に伴う生活環境、自然環境への影響に対して万全な対策が図れるよう、県と連携してJR東海に求めていきたい」と考えを示し、「首都圏南西部の広域交流拠点としてふさわしいまちづくりを進めていく」と意欲をみせた。
橋本駅周辺の企業や団体、住民で結成された「『リニアのまち橋本』を育てる会」の真田勉会長は「着工が決まって安心した。今後、企業や商業施設等の進出によって、雇用、税収面が望めるが、品川や名古屋とは異なる”橋本らしい”まちづくりが必要。そのためにも、開通する頃に街を担う中高生を含め、幅広い世代で今後のまちづくりを考えていきたい」と話している。
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