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相模原市青年工業経営研究会(青工研)の会長に就任した 河野 崇さん 南区麻溝台在住 39歳

公開:2015年4月16日

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密度濃い活動で切磋琢磨

 ○…原則42歳以下の経営者らで市内工業の課題などを討議、研究、発信する団体・青工研の新会長に就任した。一部企業では景気が回復基調にあるといわれる一方、会員の多くを占める中小製造業では実感がまだまだ無い現状。生き残りには時代を読み、流れをつかむことが重要と考え、新年度のテーマを「選択と集中〜経営環境の変化に対応しろ〜」に定めた。少人数の勉強会を重ね、それぞれが自社の強みを再認識する「選択と集中」の活動で時代の流れに対応していく。

 〇…大手非鉄金属メーカー勤務後、他社で下積みを経て、精密部品などを扱う父創業の「河野製作所」に入社。今では17人の社員に支えられる同社だが、当時は親子3人の個人経営。昼も夜もなく現場で必死に働いた。転機が訪れたのは30歳、父から社長職を継いだ時だ。当初、この若さでは「周囲に甘くみられる」という危惧もあった。背中を押してくれたのは、青工研先輩の言葉。「気にするな。若いうちなら可愛がってももらえる」。社長となり奮闘する今だから分かる。父も先輩も「責任を持ち成長してほしい」と考えたのだと。

 〇…小中高と野球に汗を流した青春時代。高校ではセカンドを守った。野球は観るより、プレーするのが好き。団体競技を通して感謝の心を学ぶ。今でも少年野球でコーチを務めるほか、高校3年最後の夏に向け、汗を流す一人息子の応援を欠かさない。子どもたちと触れ合う時間が自身にとっての癒しの時だ。

 〇…昨年度で青工研を支えてきた複数の会員が年齢に伴い卒業した。会員年数が浅いメンバーが多くなった今、密度の濃い活動を通して絆を深めたいという。青工研に入会し13年。「本音で言い合える関係が会の魅力」と認識する。時には問題点を指摘し合うことで、互いに成長できるという。だからこそ、野球で学んだ感謝の心を忘れずに、会員同士切磋琢磨し、活動に邁進する覚悟だ。

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