相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら(中央区水郷田名)はこのほど、(公社)日本建築家協会の「第14回日本建築家協会25年賞」を受賞した。竣工後25年以上経過している建築物が対象となる賞で、設計者・建築主・施工者に贈られる。相模原市内の施設が同賞を受賞するのは今回が初めて。同館は、1987年に開館した市立水族館。現在は、新江ノ島水族館などを運営する(株)江ノ島マリンコーポレーションが指定管理団体となり、相模川に生息するアユなどの淡水魚を中心に展示している。
「日本建築家協会25年賞」は、竣工から25年以上の建築物を対象に、長きにわたって、その存在価値を発揮し、美しく維持され、地域社会に貢献してきた施設や個人宅などの建築を顕彰する賞。今回、同館の設計を担当した(株)環境デザイン研究所(東京都)が、建築主である市の承諾を受け応募した。設計事務所や大学関係者らから構成される審査員に、川の成り立ちが理解できる空間構成や、植栽を借景に取り入れた水槽などが評価され受賞となった。市の施設では初の受賞。4月24日には東京都内で表彰式が行われ、同館のほか、東京ドームや京王プラザホテル本館など13施設が受賞した。
「評価いただき光栄」
市は、「長期間適切な管理ができていたことを評価して頂き、光栄に感じている」とし、竣工時の施工者である相陽建設(株)は「名誉ある賞を頂き、同施設に携われたことをありがたく思う」と話した。
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