「あいさつは心と心をつなぐ糸」――。市立大島小学校では、2015年度から毎月2回、県立相模原総合高校の生徒たちと連携し、登校時間にあいさつ運動を実施している。
「全校のみんなが元気にあいさつをして、明るい学校生活を送れるようにしたい」という児童の思いから始まったこの活動。同小学校の福祉生活委員会が企画・運営を担っており、全校への参加の呼び掛けや、参加者の列の整理など、日頃から熱心に取り組んでいる。
早朝から明るい笑顔で児童を迎える高校生との触れ合いを通して、小学生たちも「楽しくお話ができてよかった」「勉強したノートを見せたら褒めてもらった」と話すなど、交流を楽しんでいるようだ。
同小学校の井上教頭は「運動を通して、児童たちは大きな声であいさつできるようになった。あいさつの大切さに気付き、自らあいさつができる子がさらに増えることに期待。これからもこの取り組みを続けていきたい」と話している。