相模原市は緑区への観光客誘致を目的に10月20日、川崎競馬場で行われたメインの11レースと12レース名に「相模原市緑区」の冠をつけてPRした。区は「来場者だけでなく場外馬券やスポーツ紙、実況など様々な場面で幅広く緑区がPR出来たのでは」とその効果を期待した。
今夏、川崎競馬場から相模原3区に対しレースに冠をつけないかと打診があった。緑区には馬に由来する地名「馬本」「伏馬田(ふすまだ)」「牧馬(まきめ)」等があり、積雪が躍動的な馬の形を浮かび上がらせる「丹沢の白馬」が有名など、古くから馬との関係が深い。そうしたことから「協賛に費用も掛からず、区制5周年を迎え様々なPRを行っている現在、観光誘致のため、緑区の良い宣伝の機会になるのでは」と、快諾の旨を返答して、今回の試みが実現した。
当日は約4000人が来場する中、緑区の専用ブースを設け、観光パンフレットやキャンディなどを配布して区をPR。メインレースは「相模原市緑区特別(おめでとう!区制5周年記念)」と題して行われた。レース後の表彰式では、北村美仁区長がプレゼンターを務め、区のキャラクター「ミウル」と一緒に登場。優勝ジョッキー等に緑区の特産品詰め合わせを贈呈した。北村区長は「相模原市緑区は名前の通り、豊かな自然いっぱいで、相模湖や宮ヶ瀬等5つの湖があり、その水は川崎市民の水道水にもなっています。また、リニア中央新幹線駅が橋本に設置される等、多くの可能性と魅力を秘めた区です」と挨拶した。
また、次の12レースには「都心から気軽に自然を満喫相模原市緑区記念(緑区だけど横浜市じゃないよ相模原市だよ)」と題して開催。レース名が、日本最大級の大きさを誇るドリームビジョンに映し出されると、観客席はどっと沸いた。 区政策課は「今回のレースの名称は川崎競馬場の他、全国約80カ所の場外馬券発売所で配布される出走表やスポーツ各紙に掲載され、競馬実況でも放送されました。緑区の良い宣伝になったのでは」と話した。
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