市内の児童養護施設に通う子どもたちなどの支援を行うボランティア団体「TSUNAGARI UNITED」(遠藤靖明代表)はこのほど、新たに基金プロジェクトを開始した。経済的な理由で部活動ができない中高生に必要な道具などを支給するもので、来年4月の運用開始をめざす。
同団体は昨年2月に設立。親と暮らせない子どもたちとの交流事業や、「コドモのミカタ」と題した勉強会を定期的に開催し、地域の子どもたちを見守る活動を行っている。
遠藤代表は、子育てや虐待に関する勉強会への参加や、ひとり親の家庭を支援する団体との交流を通して、経済的な理由で部活動ができない子どもたちがいる現実を知った。市の助成金には中学生の修学旅行や給食費を援助する制度はあるが、部活動での個人に対しての制度はないという。そこで、そうした子どもたち(中高生)の支援をしようとこのほど、基金機関「Ambitious Foundation」を立ち上げた。来年4月の運用開始に向けた準備を行い、現在、寄付金を募っている。
イベントも開催
プロジェクトでは、基金への寄付を募るだけではなく、毎月開催のチャリティーイベントも企画。1月23日には第1回目のイベントが行われた。コロナフットボールクラブ相模原(緑区下九沢)によるグラウンドの無償提供によって、フットサルイベント「縁蹴楽(えんしゅうらく)」が実現し、参加者らから集めた参加費を基金に積み立てていく。基金運用の際には、対象となる子どもたちに必要な道具が支給される仕組みだ。
遠藤代表は「運用開始に向け、どうやって周知していくかがカギ。地域の子どもたちの夢を応援したい」と話している。参加費は1000円(大人と参加する子どもは無料)。事前予約が望ましいが、当日参加も可。
団体の詳細・イベント申し込みは【メール】tsunagariunited
@gmail.comへ。
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