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水産技術センター 「川や湖の現状を知って」 ふれあい科学館で展示

教育

公開:2016年3月24日

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相模川の絶滅危惧種が展示されている
相模川の絶滅危惧種が展示されている

 神奈川県内の川や湖に生息する魚の調査研究を行っている水産技術センター内水面試験場(緑区大島3657)は、相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら(中央区水郷田名1の5の1)で現在、研究結果を紹介する「ピンチ!相模川の魚たち」を展示している。展示は4月末まで。今後はミニ企画展示コーナーを常設し、2カ月単位で展示内容を入れ替え、様々な角度から川や湖の姿を紹介していく。

 1942年小田原に設立された県水産増殖指導所淡水魚増殖部門を前身に、1995年に現在の大島に移転された水産技術センター内水面試験場。神奈川県内の川や湖に生息するアユやワカサギなど、良質な魚を増やす研究を中心に、その生息環境の調査、絶滅危惧種の保護などに取り組んでいる。特にアユの研究では、地域の漁業協同組合や養殖業者などとも連携。繁殖の分野などで優れた実績を残している。

 そうした中、ホトケドジョウなど生息数が減少している絶滅危惧種の保全活動に、同試験場と協力して取り組んできたふれあい科学館から、「優れた研究結果を広く住民にPRして、県内の川や湖の生態系の理解につなげるきっかけになれば」と同館で研究結果を展示することを打診。同試験場も快諾し、今月から定期的に展示コーナーを新設することになった。

2カ月単位で展示内容を衣替え

 ミニ企画展が常設されるのは、同館の常設展示エリア「人ゾーン」内。県内に生息する生物を中心に、川や湖の現状や課題など、同試験場が日頃行っている研究活動の成果を幅広く周知していく。

 3・4月は「ピンチ!相模川の魚たち」と題し、ギバチ(ナマズの仲間)やホトケドジョウなど希少種を展示し、従来種の現状も紹介している。今後、5・6月はアユの遡上情報や研究成果、7・8月は国の天然記念物ミヤコタナゴの人工繁殖に関する紹介、9・10月はニホンウナギの調査結果などが展示される予定だ。

 同試験場は「現在は特に環境改善に力を入れて研究を行っています。研究成果を多くの人に見ていただき、自然保全の大切さや生物多様性の理解を深めてもらいたい」と話している。

 展示に関する詳細は、相模川ふれあい科学館【電話】042・762・2110。

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