神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

市内の老人ホームなどをまわり、バイオリンを演奏する活動を続ける 宮井 真奈さん 中央区共和在住 18歳

公開:2016年3月24日

  • LINE
  • hatena

音楽で感動を届けたい

 ○…「さくらさくら」や「ふるさと」など日本の古謡・唱歌から、クラシック音楽まで、自らが選んだ曲を施設の利用者らに向けて力強く奏でている。老人ホームの高齢者たちにとっては、孫が来てくれたような感覚にもなるのだろう。「また聞かせてね」と声を掛けられ、中には涙を流す人も。「音楽の記憶はずっと残ると思う。曲を弾いている時に一緒に歌ってくれるのがとても嬉しいんです」

 ○…初めて音楽に触れたのは2、3歳の頃。人見知りだったが、その時だけは積極的になれた。「人に近い綺麗な音を出せる」バイオリンの魅力に取りつかれると、才能は瞬く間に開花。市内や近郊都市の小学生から高校生までを中心とする「相模原ジュニア・オーケストラ」に、最少学年となる小学1年で選ばれた。その後、2年生の頃に現在の活動を開始。きっかけは自身の幼少期、母親が入院先の病院での院内コンサートに感動を覚えたこと。愛娘にも「感動を与える側になってほしい」という父親の勧めからだった。今では依頼を受けることも多く、18歳の少女が奏でる演奏を利用者は心待ちにしている。

 ○…性格は「すごいポジティブ」。壁に当たっても、それを壁とは思わない。人より不安も感じにくい。だからどんなことも長く続く。以前個別塾に通っていた頃、学習成績が上がるどころか下がることがあった。だが、途中で辞めるという考えは浮かばなかった。音楽だって、一度も辞めたいと思ったことはない。お金の面など支え続けてくれた両親に「将来応えられるように頑張りたい」。

 ○…この春から、晴れて大学生の仲間入り。桐朋学園大学で音楽をより深く学ぶ。大学生活にはまだ実感がわかないが、オーケストラや室内楽など、これまでやったことのない分野にも挑戦していく。将来は、「プロのバイオリニスト」に。そして「今の活動も、できる限り継続したい」。音楽で、感動を届け続ける。

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月21日

中本 茂美さん

ソレイユさがみで「お父さんのための読み聞かせ講座」の講師を務める

中本 茂美さん

南区在住 72歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook