橋本地区で高齢者福祉や、東日本大震災の支援活動などに従事する 中澤 八千代(やちよ)さん 橋本在住 70歳
「高齢者に元気を与えたい」
○…橋本地区で地域の高齢者を支援する市民グループ「NPOユーラック」の理事として、様々な福祉活動を行う。ユーラックは2011年、橋本公民館で活動していた話し方サークル「話交会」の有志17人で「地域の高齢者に元気を与えたい」と結成。現在は約60人の賛助会員の協力を得て運営する。活動は桜美林大学など落研サークルを招いた「がくし寄席」など、年4回程のイベントを開催する。「高齢者の方々は外に出ることで元気になります。積極的に外部の世界に触れる手助けが出来れば嬉しいですね」と力強く話す。
○…中学、高校生活を陸前高田で過ごしたこともあり、東日本大震災以来、被災地の現状を知らせる本の出版、募金活動など、様々な被災地支援にも携わる。その一環で一昨年に陸前高田市の戸羽太市長を招いた講演会、昨年に震災後の陸前高田を撮影したドキュメンタリー映画の上映を橋本で行った。今年は10月14日に杜のホールはしもとで、戸羽市長の講演と中澤さんの著書を女優の渡辺美佐子さんが朗読するイベントを予定する。「東日本大震災を忘れてないで欲しいと思います。多くの方に来場頂き、現在の被災地を知るきっかけにして頂ければ」
○…相模原へは結婚後の35年前に移住。引っ越し後に、習い始めた着物の着付けはその腕前が年々向上し、現在では講師として教室を開く。「橋本は年々目覚ましい発展をとげ本当に便利になりましたが、人の交流が多いこの街が大好きです」と印象を語る。
○…6月4日にはソレイユさがみで、ユーラック主催の「田舎芝居&ハワイアンバンド・フラで元気を!やすらぎを」を開催する。地元で活動するダンスサークルなどが出演する他、津久井地区を中心に慰問公演を実施するやすらぎ一座を招き時代劇が披露される予定だ。「高齢者が笑え、楽しめるイベントになると思いますので多くの人に見て頂ければ」と呼びかけた。
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