アメリカンフットボールのXリーグ所属の地元チーム・ノジマ相模原ライズが5月29日、富士通スタジアム川崎でパールボウルトーナメント準決勝・IBMビッグブルー戦に臨み、21対34で敗れ、春シーズンの戦いが終わった。
ライズは昨季対戦がなかったIBMに対し、序盤はフィールドゴールからの失点で先制を許したものの、タッチダウンはしのぐなどディフェンス陣が踏ん張る展開。2Qに入ると、相手が新人のQB(クォーターバック)にチェンジ。その新人がリズムよくボールをコントロールし、タッチダウンを奪われると、主戦QBの荒木裕一朗選手が相手からの激しいプレッシャーを受け、攻め手を奪えぬ苦しい場面が目立った。
0対27で迎えた4Qだったが、ここからライズが反撃開始。荒木選手からバトンを受けた藤本亮選手がロングパスなどで相手陣内に攻め込むと、WR(ワイドレシーバー)の八木雄平選手のタッチダウンなどで加点。追い上げを見せるも、残り時間をIBMに握られ万事休す。13点差の惜敗を喫した。
ただ、荒木選手に加え、藤本選手の活躍が光るなど新しい力が見えてきたライズ。強豪との連戦が続く厳しい日程となる秋のリーグ戦に向けてどのようにチーム強化を図り、立て直してくるのか。今後に期待が高まる。