神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「小松・城北」里山をまもる会 みどりの愛護表彰を受賞 保全、体験学習提供に尽力

経済

公開:2016年6月16日

  • LINE
  • hatena
12年以上里山保全に取り組んでいる
12年以上里山保全に取り組んでいる

 「小松・城北」里山をまもる会(樋口圭一会長、会員数49人)が、今年度の「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した。地元の貴重な財産である里地里山の整備保全活動に加え、近隣の学校や企業などを招き、体験学習の場を積極的に提供する試みが評価されたもの。緑区内では、2005年の韮尾根花の会以来、11年振りの受賞となった。

 この表彰は花と緑の愛護活動を行う顕著な功績のあった民間団体に対し、その功績を称え、緑化推進活動の模範として、国土交通大臣が表彰するもの。今年で27回を数え、今年度は全国で130団体、相模原市内では「東林ふれあいの森を愛する会(南区)」が受賞している。

 里山周辺の地域で、地元住民がその保全に意欲的に取り組む地域として、神奈川県からモデル第1号認定地の指定を受けた小松、城北地区。この里山づくり推進事業を進めるため、2004年4月に「小松・城北」里山をまもる会が設立された。同会はこれまで、同地区にある里山の現地調査、ワークショップ、地元や都会に住む子どもを招いた里山体験などを開催。さらに下草刈や竹林の伐採、間伐材による階段の設置、竹のチップが敷き詰められた古道の整備なども行ってきた。2012年には相模原市と「里地里山保全等促進包括協定」を締結。市と協働して里山保全に向けた活動を進めてきた。樋口会長は「里山の存在を多くの人に知ってもらうため、地元のみならず、都会からの子どもたちに向けた体験学習の場も提供してきました。今後はこれらに加え、シルバー世代の生きがいの場となるよう地元の高齢者が気軽に参加できる事業を企画して、幅広い世代が楽しめる活動も強化していきたい」と話している。

 6月12日には千葉県立柏の葉公園で表彰式が行われ、同会の熊谷達男副会長が出席。熊谷副会長は「今回の受賞は我々会員にとっても励みになります。貴重な里地里山を次世代に良い形で残していくためにも、引き続き活動していきたい」と喜んでいた。

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

地域住民の憩いの場に

若葉台団地YYわかば

地域住民の憩いの場に

開設1年半 「盛り上げたい」 

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

開業延期 地元の声は

リニア中央新幹線

開業延期 地元の声は

市内の工事日程は変更なし

4月11日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

政令市で「標準化」遅れ

自治体基幹業務システム

政令市で「標準化」遅れ

相模原市「間に合わずか」

4月4日

イノベ創出、連携に期待

JR東海

イノベ創出、連携に期待

橋本駅南口に拠点開所

4月4日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook