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相模湖地区 赤ちゃんへ「ぬくもり」贈る 5年で200人に手作り用品

社会

公開:2016年6月16日

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プレゼントを受け取った200人目の赤ちゃん・藤本栞ちゃんを囲む民生・児童委員、主任児童委員ら
プレゼントを受け取った200人目の赤ちゃん・藤本栞ちゃんを囲む民生・児童委員、主任児童委員ら

 相模湖地区社会福祉協議会では、地区内の民生・児童委員(注)らとともに、「こんにちは赤ちゃん!さがみこ”ぬくもり”支援事業」として、同地区内で産まれた赤ちゃんに対し、手作りのベビー用品やおもちゃをプレゼントする活動を行っている。5月25日には、同事業開始以降200人目の赤ちゃんにプレゼントが贈られた。

 同事業が開始されたのは2011年4月。同地区の主任児童委員である清水ふみ子さんからの発案で始まった。清水さんは全国の主任児童委員が集まる研修会に参加した際に、長野県の池田町社協が地区内で産まれた赤ちゃんにプレゼントを贈る事業を行っていることを知った。これは少子高齢化が進む同地区での育児支援として行われているもので、「状況が似ている相模湖地区でも同じことができるのでは」と感じた清水さんは相模湖地区の民生・児童委員に相談。同地区社協の協力を得て、活動がスタートした。

地域と触れ合う機会に

 産まれた赤ちゃんに贈るのは、スタイ(よだれかけ)やくつカバー、ぬいぐるみなどが入った巾着袋。社協の募集や声掛けで集まった「ぬくもりボランティア」と呼ばれる8人のボランティアによって手作りされている。温かいぬくもりを持つ手作り品がお母さんたちに好評だという。赤ちゃんの誕生を地域でお祝いするとともに、これを民生・児童委員らが、赤ちゃんのいる家庭に直接手渡しに行くことで、子育て世代と顔見知りとなり、気軽に相談できるような関係性の創出を狙っている。「子育て世代が少ない地区だからこそ、悩みや不安を相談・共有できる環境が必要。この活動を通して、より多くの方が、定期的に地区内で開催している親子サロンを利用してもらえるようになれば」と清水さん。この5年間で200人の赤ちゃんへプレゼントを贈っている。

 この事業を参考として、藤野地区社協でも2014年度から「ぽっかぽかぬくもり赤ちゃん支援事業」という同様の活動を開始している。これまでの活動を振り返って清水さんは「社協やボランティアの方々の協力があってここまで続いてきました。これからもお母さんたちと地域をつなぐパイプ役として活動をしていきたい」と話した。

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