神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「勉強したい」思いを支援 橋本で無料学習塾始まる

教育

公開:2016年6月30日

  • LINE
  • hatena

 経済的な理由から塾に通うことができない子どもたちに、無料で学習支援を行う「相模原みのり塾」が先ごろ設立された。市内でこういった無料の学習塾ができたのは初めて。中学1〜3年生を対象とし、毎週日曜日に橋本公民館(イオン橋本6階 シティプラザはしもと内)での授業を予定して、現在生徒を募集している。

 子どもの貧困問題が叫ばれる現代では、経済的な理由から塾に通うことができず、「学校の授業についていけない」「もっと勉強がしたい」と悩む子どもたちも多いという。そんな子どもたちに向けた取り組みとして、入会金や会費を一切取らない無料学習塾が全国的に広がりつつある。

 同塾の代表である小布施実穂子さん(中央区在住)も2年前から、八王子市にある無料学習塾「八王子つばめ塾」に講師として参加していた。参加したきっかけは東日本大震災の被災地で大学生たちがボランティアで被災した子どもたちに勉強を教えている報道を見たことだった。「自分もこんなふうに地域の子どもたちの力になりたいと感じました」と小布施代表。育児が落ち着いたことを契機に、インターネット上で見つけた「八王子つばめ塾」の活動に賛同し、講師として参加を決めた。そこで勉強に対し、積極的に取り組む子どもたちの姿を見て、「ぜひ相模原の子どもたちにも無料塾を開きたい」と思い、今回の設立に至った。

 入塾条件は「勉強ができるようになりたいという気持ちが強いこと」「他の有料の塾に通っていたり、家庭教師に習っていないこと」「ご家庭が経済的に困難であること(収入の証明は不要)」とする。講師は社会人や大学生のボランティアが務める。「お金がなくても『勉強したい』という気持ちを大切にしてあげたい」と小布施代表は話す。ボランティア講師も募集している。

 入塾希望・問合せは【メール】minorijyuku@gmail.com、または小布施さん【携帯電話】050・5307・2233まで。

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

地域住民の憩いの場に

若葉台団地YYわかば

地域住民の憩いの場に

開設1年半 「盛り上げたい」 

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

開業延期 地元の声は

リニア中央新幹線

開業延期 地元の声は

市内の工事日程は変更なし

4月11日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

政令市で「標準化」遅れ

自治体基幹業務システム

政令市で「標準化」遅れ

相模原市「間に合わずか」

4月4日

イノベ創出、連携に期待

JR東海

イノベ創出、連携に期待

橋本駅南口に拠点開所

4月4日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook