津久井消防署は、夏の行楽シーズン中における水の事故を防止するために、「水の事故ゼロキャンペーン」を実施している。昨年圏央道・相模原ICが開通し、同署管内のキャンプ場利用者の増加も予想されることから、よりいっそう注意が必要とされる。
昨年の津久井署管内の水難事故救急出場件数は1件(2014年3件、2013年4件)で、青根にあるキャンプ場で発生している。キャンプ場内の河川での溺死事故も14年に1件、13年に2件発生。「大切な命を守るためにも、飲酒後の川への入水禁止や子どもから目を離さないことを呼び掛けていきたい」と同署。またキャンプ場内では水難事故以外にも一般負傷や急性アルコール中毒などの救急出動も多い。「圏央道・相模原ICが開通した影響から、管内のキャンプ場利用者の増加も予想されます。よりいっそう注意喚起を徹底していく」と同署は話す。
同署は7月9日、「水の事故ゼロキャンペーン」に伴う合同パトロールを緑の休暇村青根キャンプ場など計4つのキャンプ場で実施した。当日は雨天ながらもバーベキューなどを楽しむ人が多く訪れており、参加した緑区イメージキャラクター「ミウル」に駆け寄る家族連れの姿が見られた。津久井警察署との合同パトロールによって、同キャンプ場内の危険箇所の情報共有が行われたほか、キャンプ場での注意事項が書かれたポケットティッシュが配布された。
加藤雄治署長は「楽しい行楽のためにも、自然を甘く見ず、水難事故に気を付けてもらえるよう呼び掛けたい」と話した。
また相模原北消防署管内での水難事故出場件数は昨年で3件(14年が1件、13年が3件)。そのうち1件は上大島キャンプ場で釣りをしていた人が川に流され、救急要請されたもの。同署も7月16日(土)から「水の事故防止キャンペーン」を実施。16日には同キャンプ場で、地域の関係機関と連携し、河川利用者に向けた広報活動を行う。
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