緑区橋本にある「橋本こどもセンター」が、2019年度をめどに移転改築する。リニア中央新幹線の新駅設置に伴うもので、移転先は近隣にある旭中学校の敷地内。
県立相原高校の南側、かつて「かなりや児童館」があった場所に立地する同センター。平成の初め頃、施設内で自由に遊んだり、勉強したりする従来の児童館に、小学1年から3年生までの児童を預かる放課後児童クラブ(学童保育)などの機能を備えた「こどもセンター」が市内各地で開設される中、同児童館も建て替えられ、1994年4月に橋本こどもセンターとしてオープンした。市内には現在、24のこどもセンターがあり、緑区内には橋本のほか、大島・城山・二本松に設置されている。
現在の同センターの立地場所が、2027年に開業をめざすリニア中央新幹線神奈川県駅の工事予定地であることから、市では今年4月頃から移転先を検討。近隣にある旭中学校のグラウンド西側、バレーボール・バスケットボールコートがある辺りに建設する方針を固めた。
この移設により、施設の延床面積が現在の600平方メートルから850平方メートル程に拡大。児童クラブ室も広くなり、定員が113人から150人程度に増える。市によれば、近隣の橋本小学校の児童が利用する現在の児童クラブは「ほぼ満員状態」。今後、児童数増加を見込む市では、児童クラブの待機児童解消に期待している。
今後の事業としては、今年度中に基本・実施設計事業者と委託契約。2017年度に設計を完成させ、18年度に着工。開館は19年度になる予定。現在の施設は、利用できない期間を作らないよう新施設開館後、閉館の手順をふんでいくという。
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