北里大学(南区北里)ではこのほど、山崎製パン(株)と共同でコラボ商品を開発した。理系校ならではのアイデアで考案された効能や味付け、また学校の特色を生かした3商品が、11月末まで期間限定で関東近郊のスーパー、コンビニに並んでいる。
きっかけとなったのは数年前、高校生へ入学の案内等を支援する学生団体「北里キャンパスナビゲーター」の学生が、同社の商品「ランチパック」を開発したいと発案。当時はタイミングが合わず持ち越しとなったものの、今年春、その後輩にあたる学生らが再度会議で議題にあげ、同社へ提案したところ、企画が進んでいった。
中心となって動いたのは、キャンパスナビゲーターの高橋真由子さん(看護学部2年)、安原麻幸さん(医療衛生学部3年)、森葉子さん(理学部2年)の、理系女子(”リケジョ”)3人=写真。ランチパック以外に、甘いパン、デザートの3商品を開発してほしいと同社から依頼を受け、学生と企業はアイデアを出し合って試作を重ねた。
随所に”北里らしさ”
ハンバーグを挟んだランチパックのソースには、同社の「身体を温めるものを」との要望に、東洋医学の観点から生姜・ネギ・大葉などを使用。特徴あるソースをハンバーグに合わせ、これまでにない商品となっている。さらに同大相模原キャンパスの近隣に立地するたまご街道を想起させる「ふわふわスフレ」、学祖・北里柴三郎氏の出身地・熊本県小国町のジャージー牛乳を使用した「白いパン」など、学校の特徴を前面におし出した商品となっている。
北里祭にも登場
この3商品は、10月1日から学内購買部はもとより、関東近郊のスーパー・コンビニ各所で販売されており、11月末まで店頭に並ぶ。「友人は、甘いものが好きな”スイーツ男子”が多く、スフレが人気でした」「離れて暮らす家族から”たくさん買ったよ”とLINEがきました」など、開発に携わった3人にも続々と喜びの声が届いているという。
さらに、11月5日(土)、6日(日)に相模原キャンパスで開催される「北里祭」でも特別に販売される。問合せは【電話】042・778・7883学校法人北里研究所総務部広報課へ。
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