旧津久井町・相模湖町・藤野町を管轄する津久井消防署(加藤雄治署長)は2日、ヘリコプターを使用した山岳救助訓練を県警と合同で実施した=写真。
増加傾向にある登山者からの救助要請などに早期対応を図るため、同署では関係機関と毎年ヘリコプター連携訓練を行っている。
訓練には約30人が参加。丹沢山系・黍殻山(きびがらやま)の黍殻避難小屋(鳥屋)周辺まで同署員らが担架やロープなどの資器材を携えて登山し、雪山で要救助者を救出。上空のヘリに収容し、南区の北里大学病院へ搬送した。同署は「実災害に近い状況での訓練は効果的」と話した。