さがみはら緑区版 掲載号:2017年3月2日号

ソレイユさがみの指定管理者「NPO法人 男女共同参画さがみはら(サーラ)」の代表理事を務める

石井 トシ子さん

中央区青葉在住 67歳

誰もが輝ける社会めざし

 〇…1990年に、女性の自立と社会参加を推進する市の呼びかけに応じ設立された「市女性団体連絡協議会」を前身とするNPO法人を2年前から先導。指定管理を担うソレイユさがみを拠点に、女性の就労支援に尽力している。「『女だから』というのはいい。持って生まれた性だから。でも、『女のくせに』というのは違う。男女共同参画とは、男も女も『自分の好きを生き、ともに輝く』ということ」。女性の権利を声高に叫ぶというより、男女がそれぞれの役割を互いに協力して事をなす。そんな社会の実現を標榜する。

 ○…出生は茅ヶ崎市。2歳頃、南区新戸へ。幼少に母を、18歳で父を亡くし、「早く働きたい」と若くして職に就く。対話に苦労の影はみせないが、毅然と、はっきりと相手に思いを伝える姿に、自主自立の精神を垣間見る。市農協勤務時に上司の紹介で知り合った夫と22歳で結婚し退職。主婦業と並行して、稼業の工務店の事務に農作業にと、慌ただしい毎日。そんな中、「楽観的」で「なんでも夢中になって楽しむ」性格が、人や地域との関わりを次々と生んでいった。

 〇…地域の子ども会、並木小・桜美林中高PTA、光が丘地区交通安全母の会、地区社協など渦を巻くように活動が絡まりあう。2007年には光が丘公民館初の女性館長に。「人と人を繋げ、来館者が笑顔になる公民館」の信念で昨年4月まで9年間にわたる職務を全う。現在、橋本七夕まつりの実行委員も務める。

 〇…長男が4歳で他界。二人の娘が生きる力に。今、ひと月に一度遊びに来る4歳の孫が目に入れても痛くない。「悲しいことがあっても、それも私。同じ境遇の人の話もわかる」と、はきはきとした口調から一転、穏やかに微笑む。団体の長の役目は「次の人にしっかりバトンを繋ぐこと」。今までいろいろな人に助けられてきた。誰もが輝ける社会の実現に向け、「自分にできること」で恩を返していく。

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