神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

神奈川県司法書士会相模原支部の新支部長に就任し、同支部を牽引する 川人(かわひと)明祐(あきひろ)さん 橋本在住 54歳

社会

公開:2017年9月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

体現する「法律家の使命」

 ○…同支部のトップとして約80人の「まちの法律家」を束ねる。支部に加入したのは20年以上前。「当時は人数も多くて活気があったので、今は少しさびしい」。若手ではなく、支部を支えてきた60代を超えるベテラン会員の会合への参加率が減少している。危惧するのは積み重ねた知識や経験の分断。受け継がれてきた知見の継承に向け「会員同士がもっと情報共有できる環境を整えたい」と意気込む。

 ○…生まれも育ちも橋本。大学卒業後、造船業や運送業を渡り歩くが「自分で事業を起こしたい」と一念発起。偶然目にした広告を頼りに、難関資格への挑戦を開始した。午前5時に起床し、アルバイトと並行して一日10時間の猛勉強。4度目の挑戦で試験を突破。県内の事務所での勤務を経て、橋本に事務所を構えた。相続の仕事では、当事者の折り合いが付かず解決まで20年を要する案件も。一筋縄ではいかない仕事が机上にあふれる中、「依頼者からの『ありがとう』に救われる」と頬が緩む。今は自らの仕事と支部の活動に追われる日々だが、「忙しいが充実しています」

 ○…家に帰れば高校1年生と小学6年生の子どもの父親。休みが重なれば人気スイーツ店を妻子と4人で訪れるなど、家族水入らずの時間を欠かさない。一方、気分転換には一人の時間をつくり、甲州街道などの古道を散策する。「ゆっくり史跡などを巡りたいのでだいたい一人ですね」。慌ただしい日常を離れ、悠久の時に思いを馳せる。

 ○…時代に応じて、社会が求める司法書士の役割も変化する中、支部ではこれまでに「空家対策」など新たな取組みを行ってきた。そうした活動の中でも常に胸に抱き続けたのは、「法律家としての使命」だ。「人々から信頼され大金を預かることもある。その思いに対する使命感と責任は揺らいではいけない」。誰からも信頼される「まちの法律家集団」をめざし、その思いを支部へ伝えていく。
 

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月21日

中本 茂美さん

ソレイユさがみで「お父さんのための読み聞かせ講座」の講師を務める

中本 茂美さん

南区在住 72歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook