第48回衆議院総選挙が10月22日に投開票され、神奈川14区(中央区、南区・緑区の一部)は自民党前職の赤間二郎氏(49)が、神奈川16区(南区・緑区・座間市の一部、厚木市、伊勢原市、愛甲郡)も自民党前職の義家弘介氏(46)が議席を獲得した。ともに希望の党公認として立候補した14区の本村賢太郎氏(47)、16区の後藤祐一氏(48)は重複立候補した比例で復活当選を果たした。共産党14区の中野渡旬氏(69)、16区の池田博英氏(54)はともに及ばなかった。
神奈川14区
2014年の衆院選に続き、接戦となった14区。10万5953票を獲得した赤間氏が小選挙区で議席を守った。赤間氏は支援者を前に「接戦になるという下馬評通りの選挙だったが、みんなで勝ち取った勝利。現職の副大臣として、小選挙区で勝たなければならなかった。全身全霊で職務を果たしていきたい」と力強くあいさつした。
民進党の方針に従い希望の党公認となった本村氏。前回に続き辛くも比例復活を果たした。本村氏は「逆風の中、前回より1万票以上も得票を伸ばせたのは、ひとえに支えてくれた皆様のおかげ。3期目も相模原の力となるために力を尽くしていきたい」と話した。
中野渡氏は23日、本紙の取材に対し、「憲法を無視し民意も無視する安倍政権のストップ、大企業や富裕層中心のアベノミクスの転換の2点を主に訴えてきた。議席には届かなかったが、前回より得票数、得票率を伸ばすことができた」とコメントを寄せた。
神奈川16区
自民・義家氏、希望・後藤氏の一騎打ちの様相となった16区。小選挙区の結果が出たのは、深夜0時41分となった。接戦に競り勝ち小選挙区を奪還した義家氏は「この議席は私のものではなく、私たちのもの。地元のため、国のため、皆様からお預かりした力に精一杯応えていきたい」と話し、支援者と喜びを分かち合った。
一方、後藤氏は希望の党の結党メンバーとして臨むも惜敗。比例復活を果たしたが厳しい表情で「謙虚な気持ちで、より多くの方々の想いを受け止め国会に臨み、地元にも理解されるよう活動していきたい」と話した。
池田氏は23日の電話取材に対して、「安倍政治への不信感から、憲法を守り格差是正を訴え正面対決を挑んだ。16区内でも訴えは広がったと感じている」と答えた。
市内の投票率は小選挙区・比例ともに51・95%で前回の53・87%を下回った。
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