つくい湖湖上祭実行委員長として冬の一大イベントを盛り上げる 佐藤 貴浩さん 中野在住 38歳
感動を地域に届けたい
○…11月19日に津久井湖城山公園水の苑地で開催される「つくい湖湖上祭」の実行委員長を務める。「夏のさがみ湖湖上祭に並ぶイベントにしたい」と、はじめられた祭りは3回目。メインとなる花火は、午後5時30分から2千発が打ち上げられる。CDをバックに流し打ち上げられるスタイルが浸透してきたが、今年は相模湖出身の歌手・野呂愛美さんの生ライヴを背景に津久井湖上に幻想的な花火が映し出される。「昨年はメイ・JさんのCDを流し感動して涙する観客もいました。今年は生ライヴなので一層期待して下さい」と来場を呼びかける。
○…津久井生まれの津久井育ち。「この地域を担う子どもたちが、将来に夢を持てるイベントにしたい」と、地元企業の職業体験ができるブースの他、地域の名産や飲食店の味が楽しめるブースを設置するなど、子どもが楽しめるイベントになるよう工夫を凝らしている。「”津久井”の名を目にする機会が少なくなりました。イベントを通じて、その名を少しでも残していきたいですね」
○…趣味はスノーボードと草野球というアクティブ派。特に草野球は20年以上の長きにわたり続け、ライフスタイルの一部になっている。現在は父親が経営する(株)佐藤建築に勤務する。大工として働く日々だが、毎日感じるのは、津久井住民の優しい人柄だという。「建築という職業を通じて、この地域の役に立ち、何かを後世に残せていければ嬉しいです」と話す。
○…祭りを主管する津久井JCには、2011年に入会した。入会後は委員長、理事など、要職を歴任し、現在は副理事長を務める。祭りの中では、津久井JC35周年の記念イベントとして、水性塗料を使い、5・4m×2・7mの巨大絵画作りに挑戦する予定だ。「かなり大規模な作品になると思います。子どもたちの思い出に残るよう、この企画をぜひとも成功させたいです」と話した。