神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

お囃子の集い 城山の伝統芸能を後世に 10団体250人が一堂に

文化

公開:2015年5月21日

  • LINE
  • hatena
若葉台囃子連の熱のこもったお囃子
若葉台囃子連の熱のこもったお囃子

 子どもから高齢者まで、地域一体となりお囃子に取り組む城山地区。同地区のお囃子10団体が参加した「お囃子の集い」が5月17日、川尻八幡宮神楽殿で開催された。集いには「数百年地域に伝わるお囃子を後世に伝えよう」と、多くの子どもたちも参加。多くの来場者が見守る中、各囃子連がこの日に備えて、練習してきた踊りの腕を披露していた。

 神田囃子に起源をおく城山のお囃子。地区内ではお囃子に対する熱は高く、多くの子どもたちが各々の地区の囃子連に所属し、3世代で加入する親子が多くいるなど、世代間をつなぐ重要なツールとしての役割を果たしている。

 1988年には、地区ごとに活動していたお囃子連を、組織として効率的に運営していこうと「城山町祭囃子連絡協議会」(佐藤真佐昭会長)を設立。現在は原宿はやし保存会、若葉台囃子連、谷ヶ原囃子連、春日はやし連、町屋囃子連、小松はやし連、都畑はやし連、久保澤囃子保存會、向原囃子連、中澤囃子連の10団体、640人余りが所属する。

 お囃子最大の見せ場は、8月に行われる「川尻八幡宮例祭」。夏の夜空に各山車が一堂に会し、笛や太鼓のしらべにのせて披露されるお囃子は地区住民の大きな楽しみの一つになっている。そうした中、例祭だけでなく、「囃子連が一堂に揃い、競演出来る場が欲しい」と2001年から2年に1度、各囃子連が集い、日頃の練習の成果を発表する場を作ろうと「囃子の集い」を開催している。

10団体250人が参加

 8回目を迎えた集いには、10囃子連250人余りが参加。延べ400人余りの来場者が見守る中、それぞれ日頃練習してきた踊りを披露した。参加した子どもたちは「多くの人たちと交流出来て勉強になった」「自分の囃子連だけでなく、混合で演奏・演技ができてとても楽しかった」など感想を述べた。佐藤会長は「多くの関係者、諸先輩、師匠の方々の協力に感謝します。お囃子は今では城山なくてはならないものになっています。この素晴らしき伝統を後世に引き継いでいきたい」と話している。

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

村芝居 5年ぶり上演へ

三ケ木青年会

村芝居 5年ぶり上演へ

大正時代からの伝統行事

4月25日

今年も群泳200匹

佐野川こいのぼり

今年も群泳200匹

4月28日から8日間

4月25日

地域住民の憩いの場に

若葉台団地YYわかば

地域住民の憩いの場に

開設1年半 「盛り上げたい」 

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

開業延期 地元の声は

リニア中央新幹線

開業延期 地元の声は

市内の工事日程は変更なし

4月11日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook