甲州街道に伝わる民話、伝説などを二胡や琵琶で語るライブを行っている 芳晴(よしはる)(遠藤芳晴)さん 牧野在住 51歳
心温まる癒しの吟遊詩人
○…「面白いと思うものは何でも挑戦して、ライブに取り入れています」。語り、二胡、琵琶などを操るシンガーソングライターとして活躍する。癒しの声・癒しの音を奏でる「芳晴ワールド」にはファンが多い。ここ数年は、「ライブを開催する機会が多い甲州街道にまつわる昔話をライブで紹介したら、観客も楽しいのでは」と始めた『甲州街道を行く』シリーズを中心に活動の幅を広げる。これまで小原宿本陣、串川、鳥屋など地元でも数多くのライブを行ってきた。「開催前にはその地域の民話を調べて、どう聞かせたら良いか毎回悩むのですよ」と創作秘話にもふれる。
○…音楽を本格的に始めたのは高校生の時。作詞、作曲を自分でこなし、数々の独創的な曲を送り出してきた。現在は、週末のライブ活動をはじめ、杜のホールはしもとでの「みんなで歌うコンサート」の指導・伴奏や老人ホームの慰問など地元でも幅広く活動する。「音楽は聞くにしても、自分でやるにしても本当に楽しいものです。その楽しさを多くの人に伝えていければ」と力強く話す。
○…藤野には1996年、ライブを開催したのを機に、雄大な自然の素晴しさに魅かれ引っ越してきた。以来、地元の芸術家たちと親交を積極的に深め、地域のイベントにもさまざまな形で参加する。「藤野には音楽だけではない多様な分野の芸術家が住んでいます。彼らと触れ合うことで、日々色々なことに気付かされています」
○…家庭では2男1女の良き父親。16年目を迎えた「ふじのキッズシアター」には、結成当初から音楽分野を中心に協力。2015年に公開された同シアター制作の映画『藍色少年少女』では、3人の子どもが主要な役として出演し、家族揃って制作に携わった。「キッズシアターは子どもたちに多くの経験を与える素晴らしい場です。今後も何かしらの形で協力していきたいですね」と話した。
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