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さがみはら緑区版 公開:2017年10月19日 エリアトップへ

相原高校橋本公民館 連携協定で地域発展図る 市内で初めての試み

社会

公開:2017年10月19日

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協定を交わした江原洋一校長(左)と田中勝年館長=6日、橋本で
協定を交わした江原洋一校長(左)と田中勝年館長=6日、橋本で

 相互協力によって人材育成や地域社会の発展を推進していくことを目的に、県立相原高校(江原洋一校長)と橋本公民館(田中勝年館長)は10月6日、同公民館で包括連携協定を締結した。公民館と高校の間で同様の協定を結ぶのは、市内で初めての試み。今後、高校生と地域住民が互いの得意分野を教え合うなどといった連携を強めて、地域の発展を図る。

 線路を挟み北口と南口の橋本駅前にそれぞれ位置する橋本公民館と相原高校。距離が近いこともあり、これまでにも両者は公民館事業の中で、同校が飼育している雌牛の乳搾りや酒まんじゅうづくり体験など、相互の連携を積み重ねてきた経緯がある。今年度も、相原高校の生徒が先生となって、夏に小学生向けのパソコン教室、秋には親子農業体験教室などを行っている。

 今回、その協力関係をより強化・発展させ、地域活性化や人材育成を図っていくため、連携の基盤となる協定の締結に至った。今までは単発的な連携だったため、相手側に要望を伝えて実施に至るまでに時間がかかってしまうことなどもあったが、協定を結ぶことで窓口が明確になり、進行がスムーズになるという期待もされている。

知識を高め合う

 連携・協力の内容としては、「教育・文化・芸術・産業」「人材育成」「地域の活性化」に関することなどを協働で取組むとする。具体的に想定されるケースとして田中館長は「英会話や古文・漢文、家庭菜園、ガーデニングなどを、公民館利用者が高校生や先生にご指導いただく。反対に、公民館を利用するサークルの指導者や受講者が高校の部活動を指導する、といったことが考えられるのでは」と話した。

 相原高校の江原校長は、「本校にとって非常にメリットがある」と協定を評価。「生徒が先生役になることで、自分たちが学んだ知識を活用する場面につながる」と取組みの利点を述べ、「本校は農業科と商業科が併置されており、農場もある。周囲が都会化されている中、牛や豚が生まれる瞬間を地域の人にお見せするといったような、本校ならではの企画も発信したい」と期待を膨らませた。

移転後も地域に根付いて

 さらに江原校長は、同校が橋本駅周辺の再開発に伴い、2019年4月に橋本台へ移転することにふれ、「本校は今年で創立94年目を迎えており、今まで地域の皆様に大変お世話になってきた。校舎はこの場所からなくなってしまうが、協定をしっかり生かし、生徒たちの地域活動はずっと残していこうという意味あいも学校側は持っている。この協定で、相原高校生の明るく元気な姿を引き続き見ていただけるということが約束できたのでは」と思いを述べた。

 今後の両者の連携事業としては、10月28日・29日の相原高校文化祭(相陵祭)、1月21日の橋本子どもまつり、3月3日・4日の橋本公民館まつりへの相互参加が予定されている。

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