神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2011年4月28日 エリアトップへ

鶴見川で鯉のぼりを掲げている鶴見川育成会の会長を務める 石川末治さん 小野路在住 60歳

公開:2011年4月28日

  • LINE
  • hatena

鯉のぼりにメッセージ込め

 ○…「今回は自粛しようかなと思ったよ」。今年で8回目を迎える「鶴見川・泳げ鯉のぼり」。会員の中には親類や友人が被災したこともあり計画準備中は「それどころじゃない」と言われたこともあった。「でも、今はやって良かった。元気を贈ることぐらいしかできないからね」。のぼり旗には『負けるな日本のお母さん』とメッセージを込めた。「テレビから小さい子どもを持つお母さんの大変さが伝わってきた。みんなで応援したい気持ちなんだよ」

 ○…生まれも育ちも町田。代々続く大工さんの家系で、「父も祖父も、本家もずっと大工」。小さいことから「大工になるのが当たり前だった」と振り返る。兄弟3人とも大工となった。「昔はきれいな川でよく遊んだ」。鯉のぼりの舞台である鶴見川を見ながらいう。「水車があって、フナもヤマベ(オイカワの別名)もいて、友だちみんなで遊んだ。近所の兄ちゃんが連れてきてくれて、楽しかったね」

 ○…15年ほど前から会を結成。当時は5、6人で鶴見川の清掃、魚の放流などを実施していた。徐々に会員が集まりだし、「子どもが楽しめるように鯉のぼりを揚げよう」と8年前から開始した。今では会員は42人にもなり、「地域の輪が広がり、川や自然を大事にしてくれる人が集まってくれた。鶴見川をもっとキレイで魚がいっぱいいる川にしたいね」。毎年、草刈りやゴミ拾いなどを定期的に行い、イベント期間中には舟を出して、子どもたちが川と親しめる様にしている。

 ○…趣味は釣り。渓流も海も楽しんできた。「30年前は2週間ぐらい小笠原に行って、ずっと釣りをしていたよ。1m以上の大物も何匹も釣ってね」。「子どもたちに、『川で魚と遊ぶ』、そんな楽しい思いをしてもらいたくてね」と会の目的を話す。「若い人がもっと参加できる会にしたいね。川の素晴らしさを伝えていきたいんだ」。地元と被災地、大人と子どもをつなぐ鯉のぼりが元気よく泳ぐ。
 

町田版の人物風土記最新6

川崎 哲哉さん

相原地区の一押しスポットを紹介するかるたの製作に取り組んだ

川崎 哲哉さん

相原町在住 61歳

4月18日

渋谷 りゅうきさん

町田市防災アンバサダーに就任したユーチューバーのメンバーである

渋谷 りゅうきさん

町田市在住 40歳

4月11日

hirocoさん(本名:関口裕子)

鶴川で朗読と歌唱のコンサートを今週末行う

hirocoさん(本名:関口裕子)

山崎町在住

4月4日

飯間 圭吾さん

町田市内の経営者らと今夏、地元産ビールの醸造所を兼ねた店舗を開く

飯間 圭吾さん

原町田在住 39歳

3月28日

綾野 光紘さん

近隣団体と組んだ盛り上げが評価された山崎団地名店会の会長を務める

綾野 光紘さん

下小山田町在住 41歳

3月21日

木目田 英男さん

町田市議会の第40代議長に就いた

木目田 英男さん

成瀬が丘在住 49歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook