和紙画・コラージュ画を制作する「創恵和紙画研究会」の代表を務める 村松 康恵さん 南大谷在住
感性と感謝を画に込める
○…約40年前、主婦業だけでなく何か仕事をしたいと思っていたとき、TVで貼り絵教室を目にした。学生時代、被服系専攻で美術も学んでいたこともあり「私にも出来る」と始めたのがきっかけ。30余年前に会を設立し、毎回テーマを設け展覧会を5月に町田で2年に一度開催。また母校で岡山県笠岡市の中学校の校長室にも自身の作品が飾られており、ベルギーやスペイン等の美術展にも出品。活躍の場を広げている。
○…趣味は韓国ドラマ観賞。「夢中になりすぎて絵画の邪魔になってしまう」と満面の笑み。「もちろん”冬ソナ”から入ったわ」。日本ドラマよりも情感豊かでストーリーが分かりやすく、終戦直後の映画を思い出させてくれる情熱的なシーンが大好きだという。深夜2時まで見入って、娘に「気が知れない」と笑われることも。「趣味も仕事も家族の理解があってこそ」。黙々とアシスタントしてくれる娘たちや何も言わずに支えてくれる夫への熱い気持ちは韓流でも敵わない。
○…ずっと応援しながら材料を提供してくれた実母が3年前に他界。「生前のうちに画集を届けたかったけれども…」。昨年11月に『村松康恵画集』が完成したが「今頃きっと喜んでくれている」と微笑む。一生懸命生きることの大切さを教わり「私も身体がもつ限り作品をつくりたい」と力強く語る。また東日本大震災で改めて生きる大切さを考えさせられたという。「2年後の展覧会のテーマは”希望”にしたい」
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