きそ幼稚園 バトン繋ぎ50周年 家族3世代に渡り園児を守る
学校法人中島学園きそ幼稚園(櫻井恵美子理事長・園長)が今年で創立50周年を迎えた。これを記念して14日、「創立50周年記念式典」と祝賀会が開催。現職員からこれまで園を支えてきた元職員、関係者等が一堂に会し、世代を超えて喜びを分かち合った。
同幼稚園は1961年4月15日に開園。地名の「木曽」と、子どもの教育の「基礎」を教えるという意味を込めて「きそ幼稚園」と名づけられた。櫻井現園長の祖母にあたる井鍋まさえさんが初代園長に就任、第1期園児39名が無心で園内を走り回ったという。
開園当初に保育教諭として勤めていた、櫻井現園長の母で井鍋初代園長の娘の石立和子さん(現境川幼稚園副園長)は「当時は遊具もあまりなく、園内で泥んこ遊びや近所のお家で飼っている豚にエサをあげに行ったり、境川に水遊びをしに行ったりしていた」と振り返る。また、現在市内に36の幼稚園があるが当時はまだ数園しかなく、町田の幼児教育の場を発展させる基礎の役割も担っていた。「地域との繋がりが広く深く、近隣の方々との交流も毎日のようにあった」。
2001年には井鍋初代園長から孫の櫻井現園長にバトンタッチ。「やさしいこころ・じょうぶなからだ・よくかんがえるこども」という園の目標をそのまま引継ぎ、子どもの成長をこれまで見守ってきた。
記念式典で櫻井園長は「これまで延べ7186名の園児が元気に過ごしてきた。時代の変化はあるにせよ、教育の在り方は変わらない」と話し、「感謝の気持ちを忘れずこれからも日々情熱を絶やさず子ども達と共に歩んでいきたい」と抱負を語った。
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