放射能が与えた不安・現実 〜子どもの将来を守るために
福島原発事故による放射能汚染。原発周辺20kmの地域に発せられた住民の立ち入りを禁止した「警戒区域」、放射性物質の累積量が多い「計画的避難区域」などが国によって指定され、事故から4か月が経とうする今でも、未だに事故が収束する兆しはまだ見られていない。
250km以上離れた町田市でも、子どもたちを守るため市民によって様ざまな対応がなされている。自ら放射能測定器を購入し、生活圏を測定し発表している人、食事内容を見直す人、移住を考えている人、できるだけ放射性物質を除染し対応する人、安全だと思い今の状況を受け入れる人… 何が正しい行動なのだろうか。タウンニュース町田編集室では、「放射能が与えた現実」という視点で市民に話を聞いた。安心できる生活のために、個人、団体、行政は何ができるのだろうか。答えはでるのだろうか。読者の皆さんと一緒に考えたい。
東日本大震災、福島第一原発事故を受け、町田市内にも避難している人がいる。被災した人と助けてあげたいと考えている人がすぐそばにいる状況が町田市で起こっている。避難者は何を望んでいるのか、町田市民は何ができるのかを福島第一原発から10km圏内、現在「原発避難区域」に指定されている福島県双葉郡浪江町から町田市に避難してきた3人にお話を伺った。(7月1日取材)
町田市によると東日本大震災のため東北3県から町田市に避難している人は岩手県10世帯24人、宮城県24世帯50人、福島県82世帯204人で合計116世帯、278人(6月7日現在)。また避難者はさらに増え、6月24日現在では311人となっている(世帯数など統計中)
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