東日本大震災から4か月が経過し、多くの人が「自分に何ができるか」と自問自答し、気持ちや行動に変化がみられた。小さな子どももまた、自らの視点で考え被災地の復興を願っている。市内在住の小金澤啓斗くん(5歳)もその一人だ。
彼と初めて出会ったのは今月1日。きそ幼稚園(櫻井恵美子園長)の七夕の飾りつけを取材したときのこと。「だいくさんになりたいな」と願いを込めた短冊を持ちながら「壊れた家を直す」と話してくれたのが忘れられず9日、母の晴美さんと一緒に再び彼に取材を行なった。
「福島や宮城、岩手に建てたい」。以前から粘土やブロックで家を作るのが好きだったが、現在は被災地を想い大工さんの真似をする。
「子どもが実際に支援をするのは難しいが、助けたいと思う気持ちを自ら言葉や行動に移そうとする姿には驚いた」と母の晴美さん。また「地震速報を聞くと『宮城?福島?』と心配する。たとえ場所が分からなくてもその気持ちを忘れないで欲しい」と話す。
被災された方々を支援するのはもちろん、我々は未来ある子どもたちをしっかりと守ることが「復興」に繋がるのではないだろうか。
震災後に変わったと思うこと
6月23日号タウンニュース町田版で募集した「震災後のあなたの変化」で寄せられたハガキの一部を紹介。
「いざという時の団結は日常が大切と思うようになった(50代主婦)」「人との繋がりを大切にしようと思った。近所の子も預かり過ごした3・11は忘れられない(40代主婦)」「お風呂につかれる幸せを感じるようになった(40代女性)」「全ての事を当たり前に過ごしていた自分を反省し、感謝するようになった(50代主婦)」「節電を徹底し、その反面、旅行や習い事などやりたい事は我慢せず今をもっと楽しむ(40代女性)」
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