神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2012年3月22日 エリアトップへ

瑞宝単光章を受章した 菊池 和博さん (株)松田設備(野津田町)社員 59歳

公開:2012年3月22日

  • LINE
  • hatena

いつまでも現場で輝く

 ○…「章が大きすぎてどれだけすごいのか分からないよ」。30年以上にわたり配管工一筋に水道設置などに携わってきた。「かけっこの一等賞なら分かるんだけどね。家族もびっくりだよ」とニッコリと笑う。皇居で皇太子陛下を前に、そして大きな額にも驚いた。「俺がもらっていいのかな」と正直に話す。

 ○…北海道雨竜郡沼田町生まれ。札幌まで車で4、5時間の場所で、「冬はスキーしかすることがなかったよ」。小さい頃は身体が弱くよく寝込んでいたという。大きくなるにつれ腕白になり、「子どもがすることは、全てしたかな」と笑う。中学卒業後、寿司職人の修行のために札幌へ。「東京へのあこがれがあったのかな。東京に遊びに行ったらそのまま居ついてしまった」。28歳の時に松田設備に入社した。

 ○…「うちで働かないか」と現在勤める松田設備社長から言葉をもらう。「救いの神です。その言葉がなかったら今の自分はいない。充実して働ける場をもらった」と振り返る。デスクワークよりも現場を大事にする。忙しさの中に充実感を見出し、現場責任者として、一つひとつの仕事を安全にそして完璧にこなしていく。「水が出て当たり前の仕事だからね。でも家が完成しただけでは生活できないでしょ。水道が流れて初めて生活が始まる。血液みたいなものかな」

 ○…休みの日は奥さんと出かけることが多い。「あっちプラプラ、こっちプラプラみたいな感じ。買い物行ったりカラオケしたり」。最近はちょっとご無沙汰だそうだが、毎週のカラオケで気分転換。十八番は吉幾三さんの演歌。「体がついていけるまで現場にいたい。やれるところまでやりたいね」。仕事を取り巻く技術は日進月歩で、「今でも勉強ですよ。新しい技術が開発されているからね。勉強しないとすぐに分からなくなってしまう」。「70歳まで仕事して少しでも会社に恩返しできれば」
 

町田版の人物風土記最新6

川崎 哲哉さん

相原地区の一押しスポットを紹介するかるたの製作に取り組んだ

川崎 哲哉さん

相原町在住 61歳

4月18日

渋谷 りゅうきさん

町田市防災アンバサダーに就任したユーチューバーのメンバーである

渋谷 りゅうきさん

町田市在住 40歳

4月11日

hirocoさん(本名:関口裕子)

鶴川で朗読と歌唱のコンサートを今週末行う

hirocoさん(本名:関口裕子)

山崎町在住

4月4日

飯間 圭吾さん

町田市内の経営者らと今夏、地元産ビールの醸造所を兼ねた店舗を開く

飯間 圭吾さん

原町田在住 39歳

3月28日

綾野 光紘さん

近隣団体と組んだ盛り上げが評価された山崎団地名店会の会長を務める

綾野 光紘さん

下小山田町在住 41歳

3月21日

木目田 英男さん

町田市議会の第40代議長に就いた

木目田 英男さん

成瀬が丘在住 49歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook