桜美林大学生が企画提案した「模擬結婚式」が24日、同大荊冠堂チャペルで行われた。当日は、オープンキャンパス開催日に合わせて開催され、高校生やその保護者らも来場。地元商店街の協力を得て、盛大に執り行われた。
「何らかの形で大学チャペル挙式を支援できないか」との思いから、ビジネスマネジメント学群の山口有次ゼミは、1つの研究テーマとして模索。大学のチャペルで挙げる結婚式の意義を学びながら、淵野辺商店街や町田市内、計7社の協力を得て今回の実現に至った。また、現在、桜美林学園で卒業生らの依頼を受け、年間数件ほど行われているチャペル挙式自体のさらなる周知も込められている。
当日は、教義解説から式、挙式演出映像、模擬挙式の趣旨説明、参列者へのアンケートまで45分と限られた時間内であったが、学生らはスムーズに行っていた。
山口有次教授は「格式ある大学チャペルで結婚式を企画するのは貴重な経験。学生らは意欲的に緊張感を持ってやり遂げた。この経験をぜひ将来に活かして欲しい」と学生を労った。
リーダーの小川瞳さん(=人物風土記で紹介)は「どれだけ準備をしても私たちは素人。緊張したが感動した」と振り返った。
ヘアメイク、写真撮影、生花、婚礼衣装などの提供は、学生らが1店舗ずつ交渉に出向き、協力を得た。
淵野辺商店街「にこにこ星ふちのべ(協)」の茅明夫理事長は「学生の積極的な依頼に感謝している。今後、模擬ではなく本当に地域の方が挙式をあげられるようになれば。仕事として商店街各店が式のお手伝いをし、大学との連携事業になれば地域活性化する。夢が膨らむ」と話した。
今後は同チャペルでの挙式をPRしていくため、今回行われた挙式をもとにホームページを作成するなど、さらなる認知に努めていく。
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