「まちだ史考会」の会長を務める 湯浅 克之さん 旭町在住 72歳
町田が好きな人が集まる会
○…歴史好きな仲間が集まって講演会や歴史散歩など幅広く活動を行う『まちだ史考会』。現在会員は260人。「会員内の活動だけでなく、学童保育や子どものイベントにも参加し、紙飛行機やベーゴマ、お手玉などの作り方や遊び方も教えているので、とっても忙しい毎日。でも子どもたちと遊んでいると、こっちが楽しませてもらっているけどね」と笑う。
○…神戸生まれ。だが、父親の仕事のため生後一カ月で上京。その後、静岡や岡山、栃木などで学生時代を送る。「ベーゴマや缶けり、川で泳いだり、魚をつったりして、外で遊ぶ子だった」と振り返る。高校ではテニス、大学ではメサイヤを歌う合唱団で楽しんだ。学生時代から始めた山登りでは、これまで丹沢山域を50回以上も行っている。学生を卒業した時から町田市へ。「もう50年にもなるのか」としみじみ。
○…「仕事している間は、地域との付き合いが希薄だったね」と、『まちだ史考会』に入会した後は市内の人との交流が増えた。「まちだ史考会に入会する人は、自分が住んでいる町が、昔どのような所だったかなど自分のまわりに興味がある人ばかり。とっても刺激になる」と話す。町田には、多くの遺跡や古道、城跡など歴史的遺物があるが、「案内板が少なく、改めて興味を持ってくれる人が少ない。町田は地元で生まれた人より、他地域から転入した人の方が多いので、そういう案内板をもっと整備してくれれば」
○…読書、音楽鑑賞、ゴルフなど多彩な趣味を持つ。「でも忙しくて、なかなかできない。時間を見つけて、じっくりと読書したいな。読んでいない本が多くなってきたからね」。まちだ史考会は会員が協力して活動を続けている。「女性の会員が少ないので、もっと増えれば。そして世代交代も少しずつ進めばね。もっと多くの会員に企画から参加してもらい、充実した会になれば」と意気込む。
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