町田市都市計画 地域ごとに将来像を示す 交通網整備も詳細に
町田市はこのほど、市内各地域の将来を見据えた目標、まちづくりの方針などを示した都市計画マスタープラン「地域別構想編」を改訂した。
町田市は将来の都市像を「環境文化を育む魅力ある質の高い生活都市」とし、5つのテーマを挙げている。【1】にぎわいと交流を創出するまちづくり(拠点活性化)、【2】安全安心のまちづくり(防災・防犯)、【3】環境にやさしいまちづくり(環境先進都市)、【4】自然を活かすまちづくり(みどりとの共存)、【5】住みつづけたいまちづくり(住環境・コミュニティ)のテーマに沿って、各地区で具体的な目標を掲げ、具体的な計画に取り組んでいる。
今回改定した地域別構想編では、地域の生活圏域のまとまりなどを考慮しこれまで市内を8地域に区切って地域区分を10地域に増やした。
市はこの地域別の構想を今後、地域の動向などに合わせて弾力的に見直し、2016年ごろに進捗状況の評価を公表し、2021年までに全体構想・地域別構想を一斉に見直す予定。
これらの計画は概要版にまとめられ、各地区の地図とそれぞれテーマ別の計画が一目でわかりやすいようになっている。
多摩モノレール小田急延伸計画も地図上に表記
マスタープランでは2020年の町田市の総人口を43万人(7月1日現在42万6582人)と予測している。各地域の拠点活性化では、駅前や公園、市民センターなどの整備をすすめ、防災・防犯では道路整備、バリアフリー化を計画している。
また観光拠点の整備や緑地の活用、コミュニティバス運行の検討なども地域の実情に合わせて計画されている。
交通網整備では、相原駅前の大戸踏切立体化への着手や、多摩境通り・町田駅前通りの渋滞緩和事業、尾根緑道の整備などが計画決定もしくは着手が概ね5年以内に行われるという。
多摩センターから町田市に計画されている多摩モノレールと小田急線唐木田駅から町田を通り、相模原市に延伸を計画している小田急延伸も地図上に計画経路が掲載されていて、実現に向け整備が行われる予定。
詳しい問合せは町田市都市政策課【電話】042・724・4248へ。
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