城南信用金庫各店 社会貢献活動に力 見守りネットワーク参加
町田市は高齢者などの見守りを強化するために、市内の城南信用金庫5支店と「町田市高齢者等の見守り活動に関する協定」を締結した。事業者と同様の協定を結ぶのは今回で3回目となり、金融機関としては初。
今回協定を締結した協力事業者は城南信用金庫原町田支店、すずかけ台支店、小山田支店、本町田支店、玉川学園支店の5支店。
この「見守りネットワークまちだ」の取組は協定を締結した事業者が、通常業務中に、高齢者等対象者の日常で何らかの異変を感じた場合、速やかに市へ連絡し、現場での安全確認や消防・警察等と連携を図るもので、町田市では2012年度から開始された。
6日に市役所で調印式が行われ、石阪丈一町田市長からは見守り強化への協力に対する感謝の意が述べられた。
玉川学園支店の近藤和男支店長は各支店を代表して「地域の為にある信金ですので、こういう機会を頂き、こちらこそ感謝しております。地域によっては60歳以上の顧客が30%を超えているところもあります。各担当者が外回り等で自分たちの役割をしっかり務め、高齢者や1人暮らしの方たちを見守り、少しでも多く救えたらと思います」と話した。
振り込め詐欺撲滅への啓発
城南信用金庫の各支店ではこれまでにも振り込め詐欺(母さん助けて詐欺)を未然に防止し、町田警察署から表彰を受けるなど、顧客である地域の人々を犯罪から守る活動を行っている。
年金支給日である今月15日、同金庫本町田支店では、町田署に協力し、防犯協会ボランティアとして同様の詐欺に逢わないための啓発活動を町田駅前で行った。
この日は同金庫が推進している社会貢献事業のひとつ「城南こども1日支店長体験」が行われており、こども店長に選ばれた松田望さん(藤の台小6年)と愛美さん(同小4年)の姉妹が、道行く人々に振り込め詐欺撲滅を訴えるチラシとティッシュ配りを行った。
2人は「チラシ配りは大変だったけど、良い事をしているので嬉しかった。配る立場になって、普段何気なく通り過ぎていたが、これからはちゃんともらおうと思った」と感想を述べた。
同支店の宮原淳支店長は「今回は当金庫の活動と合致し協力できる良い機会となりました。先月も当支店で同様の詐欺を未然に防ぐことができ、また感謝状を頂けるとのことで嬉しいです。今後もお客様の動向に気を配り、地域の人々を守っていきたいです」と話した。
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