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町田版 公開:2013年10月10日 エリアトップへ

全日本大学生弓道選手権大会男子個人戦で3232人の頂点に立った 土屋 道知(ゆきのり)さん 桜美林大学4年 22歳

公開:2013年10月10日

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ケガを乗り越え掴んだ勝利

 ○…「自分が負けず嫌いだと最近知った」。先に行われた団体戦での敗戦を振り返り「本当は団体戦で勝ちたかったので個人戦当日は落ち込んでいた」。そのお陰か、かえって変な気負いをせず「普段通り」に射ることができた。直径24センチの的に当て続けなければいけないという緊張感の中、相手が外した6本目も的中させ個人戦で3232人の頂点に立った。

 ○…「昔から体を動かすのが好きで、山や川で暗くなるまで友達と遊んだ」と懐かしむ。今はダーツにはまっていて、弓道部だからか「『すごくうまいのでは』と期待されて困る」と苦笑い。小・中学生のときはコーチを務める父のもとサッカーに明け暮れた。「サッカー以外のことがしたい」と思い弓道を選んだわけは、高校から始める人が多く「スタートラインが同じなら頑張れば頂点を狙えるかも」と思ったから。やるからには、「上を狙いたい」。負けず嫌い故の選択だ。

 ○…去年の12月、野生の鹿を相手にバイク事故を起こしてしまう。「突然道路に飛び出してきた鹿に轢かれた」。鹿は無事だったが、自身は左足を痛める。全治2カ月の重度の捻挫だった。その間、練習は休み完治させることに努めた。部に戻った時にはスランプとも言える状態で、思うように出ない結果に正直焦りを感じていた。大会のメンバーからも外され、悔しさが募った。以前の感覚を取り戻すために特別なことはせず、ただ「ひたすら練習した」。調子が戻ったのは今年6月ごろで、全日本選手権になんとか間に合い安堵した。

 ○…大学卒業後は新たなことにチャレンジするために弓道は一時休止するつもり。高校から始めて7年間様々な大会でプレッシャーと戦い続け「ただの趣味でやるなら楽しいかも」と結論付ける。残り僅かとなった大学生活、思い残すことのないように送りたい。「最後はやっぱり友だちと遊びたい」と学生らしい笑顔を覗かせた。
 

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