遠藤周作『侍』展開催 ”人生の同伴者に出会うとき”
町田市民文学館は作家・遠藤周作(1923〜1996)の生誕90年および慶長遣欧使節団の渡欧400年を記念し、遠藤周作展を開催中。今月18日〜3月23日(日)まで。開催時間は午前10時から午後5時(毎週金曜日は午後8時まで)。観覧料は一般400円(65才以上、大学生は200円、高校生以下は無料)。
遠藤周作は生前25年以上にわたって玉川学園に居住し、「沈黙」や「死海のほとり」などの代表小説のほか、「狐狸庵もの」と呼ばれる軽妙なエッセイを執筆した。
今回の展覧会では「日本人におけるキリスト教受容」という文学的主題のひとつの到達点である『侍』を中心に、人々の苦しみや哀しみに寄り添う存在である”同伴者”としてのイエスを描いた世界を紹介する。創作ノート、草稿のほか、初公開となる「男と九官鳥」直筆原稿や旧蔵書等の資料約200点などを展示し、史実とフィクションの狭間に込められた思いと”同伴者”の存在を見出すまでの道筋をひも解く。
問い合わせは町田市民文学館ことばらんど館長・横須賀さん【電話】042・739・3420へ。
|
|
|
|
|
|