南町田福祉ネットワーク 地域福祉の連携強化 2つめの地区社協設立
町田市内で2つめの地区社会福祉協議会となる南町田福祉ネットワーク(谷村達夫会長=人物風土記で紹介)の設立総会が11日、南町田駅前連絡所で行われた。新たな地区社協誕生に関係者は喜びの声を上げている。
地区社協とは福祉問題の解決に向け地域ごとに協議・活動していく、地域で組織された任意団体を指す。2010年には玉川学園で市内初となる地区社協が始動している。
南町田地区では4年半前から南町田自治会(谷村達夫会長=兼務)を中心に、住民、学校、医療・福祉関係者や町田市社会福祉協議会と行政が参加し、立ち上げに向けての準備を進めてきた。
設立総会では創立趣旨の説明、これまでに行った「あいさつ運動」や住民アンケートの報告などが行われ、続いて会則の制定や役員の選出などが行われた。そして2014年度の事業計画、予算が承認され、新たな地区社協のスタートとなった。
谷村会長はあいさつの中で「多くの方々に参加してもらい、住民の関係性の希薄化を防ぎ、顔の見える関係づくりを目指した活動をしていきたい。『小さく生んで大きく育てる』をモットーに活動を継続し、ネットワークを広げていきたい」と意気込みを語った。
今後は講演会や広報を通じ、福祉情報の提供を主な活動としていく。また、高齢者福祉相談室「ちょこっと」の立ち上げが決定している。これは毎週木曜日に同自治会館の一室を利用し、相談に応じて、雪かきや電球の取り替え、庭木の剪定、買い物の手伝いなどを行っていくというもの。
谷村会長は「このエリアの29%が65歳以上の高齢者です。みんなで助け合いながら、幸せに暮らしていける町にしていきたい」と話している。
来月6月29日には住民に向けての説明会と後援会の開催を予定している。
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