全国家庭婦人バレーボールことぶき大会 町田から2チーム選出 70代・60代の部それぞれ
市内のママさんバレーボールチーム「まちだ」と「FANCY(ファンキー)」の2チームが10月に大分県で開催される全国大会への出場を決めた。70歳以上の女性で形成する「まちだ」の平均年齢は74・3歳。大会に向け、12人のメンバーは月2回、市内各所の体育館で2時間半ほど汗を流している。
全国家庭婦人バレーボールことぶき大会は参加資格が60歳以上の「ことぶきの部」(70チーム)、70歳以上の「おふくの部」(24チーム)からなり、今年で19回目。町田の2チームは東京都ママさんバレーボール連盟から推薦を受け、それぞれの部で選出された。
9人制のことぶき大会は、コートの大きさやボールの種類は6人制バレーと同じ。2日間で4試合を行い、4試合全勝、さらに1セットも落とさないのが一番良い成績で、優勝は決めない形式になっている。 今年の会場は大分県大分市。10月4日(土)、5日(日)に熱戦が繰り広げられる。
8年前にも全国出場
年長のチーム「まちだ」は2006年の全国大会にも出場している。当時60代のことぶきの部で、見事4戦全勝を成し遂げた。現在も当時のメンバーが9人残っており、80歳の大塚優子さんもその一人。「また全国に行けて嬉しい。1歳でも長く続けていたい」と話している。また「大会は勝ちを目的にしているわけではないけど、やるからには勝ちたいね」と、アタッカーでもある監督の平磯栄子さん(75)は話す。平磯さんは38歳の時にチームの前身である「町田同好会」を立ち上げた。その後も組織づくりなどに尽力し、世代を超えて、ママさんバレー人口の裾野を広げている。
「FANCY」は4年前、代表の永井葉子さん(64)が60代になるのを待って、同好会から独立する形で設立した。現在、メンバー10人の平均年齢は65・9歳。「まちだ」とは練習試合などを通じ、互いに「10歳上の先輩たちに負けることがあってはならない」、「まだまだ”若い者”には負けられない」と、切磋琢磨する仲だ。2チーム揃っての出場に「まちだ」キャプテンの岡本博子さん(72)は「昔からの仲間なので、一緒に出られて嬉しい。飛行機や宿も全部一緒に予約しちゃった。試合も旅行も楽しみたい」と話す。
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