町田法友会の新会長を務める 山本 富士哉さん 本町田在住 73歳
「正道直行(せいどうちょっこう)」を心に進む
○…「選ばれたからにはしっかりやる。自分も体育会出身だからね」。法政大学町田地区の同窓会組織「町田法友会」の新会長に選出された。「町田はキャンパスがある地域なので、母校の活躍を身近に感じられる。後輩たちの応援を、より一層盛り上げていきたい。そのためにも町田にまだまだたくさんいる卒業生たちに、繋がりを広めたいね」。「目配り・気配り・心配り」をモットーに、懇親会や、箱根駅伝、六大学野球などの観戦イベントを企画し、組織拡充に尽力する。
〇…東京は下町、日暮里の生まれ。父親の仕事の都合で引っ越した京都では中学・高校と野球部で部活に明け暮れた。交流のあった元阪神タイガースの村山実氏を『師匠』と仰ぎ、エースピッチャーとして活躍。声がかかった多くの大学から法政大学を選んだ。「そこで良い仲間、良い指導者に出会ったんだ。だから恩返ししていかなくちゃね」。今でも野球部に顔を出し、選手やスタッフを激励している。
○…東武百貨店で総務部長として奔走したサラリーマン時代。長い間「町田リトル」のコーチを務め、学校関係や地域に繋がりができた。定年後は縁あって町田で内装関係の会社を興し、今では町田法人会の常任理事も務めている。インストラクターとして企業の社員教育を請け負うことも。「仕事も野球と同じ。技術も大事だが、まずはあいさつなどの『礼儀』。その礼儀を教えるのは指導者だ。だからこそ上司からまず『法政魂』をたたき込むんだ」と熱く語る。
○…根っからの野球人。今でも野球の指導や講演を精力的に行う。息子さんは親を継ぎ、町田リトルの監督を務め、お孫さんがそのチームで活躍している。「なかなかいい選手に育っているみたい。背が180cmもあってね。将来有望かも」と目尻を下げる。「色々役を持って忙しいけど、暇ができたら…やっぱり野球をやりたいね」
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