小惑星探査機『はやぶさ2』の打ち上げが11月30日(日)に迫った。全国的に注目が高まる中、JAXA(宇宙航空研究開発機構)を構える相模原市内でも当日、各会場でパブリックビューイング(PV)を実施する。淵野辺駅(JR横浜線)や相模原市立博物館で行われる。はやぶさ2は鹿児島県の種子島宇宙センターで、午後1時24分48秒に打上げを予定している。帰還は2020年の予定。
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はやぶさ2は様々な困難を乗り越え、感動の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」の後継機。初号機が小惑星イトカワから微粒子を地球に持ち帰ったのに対し、はやぶさ2は地球と火星近くを回る惑星に向い、惑星内の地下物質を採取し、有機物のほか、生命の誕生につながるようなルーツを探るのを目的としている。はやぶさ2の打上げをめぐっては、歴史的な瞬間をひと目見ようと、全国各地でツアーやPVの開催が広がっており、現地の鹿児島でもツアー客による宿泊予約が急増している。
こうしたはやぶさ2打上げが全国的に熱を帯びる中、相模原市では初めてPV開催を決定した。当日は淵野辺駅、市立博物館を会場に実施。淵野辺駅では打上げ準備から飛翔シーンなどの実況に加え、銀河連邦ヒーロー・サガミリオンの握手会やタレントの篠原ともえさんからの応援メッセージ上映などを開催。会場では、300人に応援缶バッチがプレゼントされる。
当日同会場で実況を担当するJAXA広報・普及担当の大川拓也さんは「打上がってから宇宙の軌道に乗るまでが本当の打上げ。そこからがはやぶさ2の旅の始まりです。最後まで温かく見届けてほしい」と話す。
相模原市立博物館では、大型スクリーンでのPVなど開催。12時30分から1時45分、3時〜3時30分。当日午前9時30分から整理券を配布(先着210人)。同博物館へ問合せは【電話】042・750・8030へ。
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