神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2015年2月19日 エリアトップへ

野津田公園で「ファミリー駅伝」を企画した元五輪選手 新宅 雅也さん 南成瀬在住 57歳

公開:2015年2月19日

  • LINE
  • hatena

走る喜びを伝える

 ○…「好きなんですよ。走ることが何より」。競技者時代は遠征で全国を駆けめぐる日々。お子さんの運動会をみることもできなかった。「家族の思い出を」という奥さんの提案に乗り、家族駅伝に出場したことが自分を変えた。競技者でなく一人の父親として走る楽しさを知る。「親が子どもを応援し、子どもも親を応援する」。”絆を深める走り”の喜びを伝えるため、ファミリー駅伝を企画した。

 〇…日本選手権12連勝、日本記録を7回樹立、3度のアジア大会優勝に3度の五輪代表選手への選出。日本マラソン会の黄金期を支えた立役者の小学生時代は「80人中16番目くらいかな」と懐かしむ。『負けたくない』の一心で、育った広島の海辺を走り続けた。小学校を卒業する頃には3番になるが「まだ上がいるって思ったよ」。”一番の負けず嫌い”の努力が日本一のランナーの始まり。「マラソンにセンスは2割くらい。8割が努力ですよ。だから楽しい」と笑顔で話す。指導する子どもの陸上教室では、子どもたちがタイムを伸ばし”頑張った証”として報告をくれるのがなにより嬉しい。

 〇…現役時代のジンクスは「靴は左足から」「試合の前日には体を触らせない」。常に走りのことを考え、感覚を研ぎ澄ます。試合の日の朝、時折家族に誓う「今日は優勝の日だ」という”予告”が外れたことはなかった。過信でなく自信があった。ソウル五輪のころもまさに絶好調。メダル獲得へ国中の期待が高まるが結果はまさかの17位。「人生一番の挫折かな。1カ月はなにもできなかったよね」

 〇…趣味も仕事も走ること。現在の目標は還暦までにランナー憧れの「サブ3」を再度達成すること。ソウル五輪の挫折は「鼻が高くならなくてよかったのかな」とやっとの想いで振り返れるように。「マラソン競技には本当にお世話になった」と恩返しの気持ちを込め、子どもたち、若手選手の育成に取り組む。もちろん、東京五輪も視野に入れて。

町田版の人物風土記最新6

川崎 哲哉さん

相原地区の一押しスポットを紹介するかるたの製作に取り組んだ

川崎 哲哉さん

相原町在住 61歳

4月18日

渋谷 りゅうきさん

町田市防災アンバサダーに就任したユーチューバーのメンバーである

渋谷 りゅうきさん

町田市在住 40歳

4月11日

hirocoさん(本名:関口裕子)

鶴川で朗読と歌唱のコンサートを今週末行う

hirocoさん(本名:関口裕子)

山崎町在住

4月4日

飯間 圭吾さん

町田市内の経営者らと今夏、地元産ビールの醸造所を兼ねた店舗を開く

飯間 圭吾さん

原町田在住 39歳

3月28日

綾野 光紘さん

近隣団体と組んだ盛り上げが評価された山崎団地名店会の会長を務める

綾野 光紘さん

下小山田町在住 41歳

3月21日

木目田 英男さん

町田市議会の第40代議長に就いた

木目田 英男さん

成瀬が丘在住 49歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook