未来のなでしこたちが町田に集結―。町田市内で初開催となる「町田招待女子交流サッカー大会」が3月28日、サレジオ工業高等専門学校グラウンドで行われた。女子サッカー普及のための第一歩が刻まれた。
町田市内には女子が参加できる小学生向けのサッカーチームはあるが、女子中学生が参加できるチームは、一昨年創部した「町田ボニータU―15」と中学校1校のみ。これまでは、小学生でサッカーの楽しさを知り、中学でも続けようとする女子は、市外の近郊クラブチームを選択することが多かった。
そこで、ボニータや、町田サッカー協会(技術指導部)、町田ゼルビアスポーツクラブが協力し、女子サッカー振興のために今回の大会を開催。八王子や多摩、日野、横浜など近隣市から6チームが参加して行われた。中学女子を対象にしたこのような大会は市内で初。当日は、新中学1年生から中学3年生がきれいに整備されたピッチの上で、元気いっぱいのプレーをみせていた。
町田ゼルビアスポーツクラブの守屋実代表は、「近年は小中高、一般、ママさんなど各カテゴリーで活動クラブが減少傾向にある。特に一般的に中学生女子の運動する機会が減ってきている。将来、日本代表を目指す女子だけでなく、多くの女子にスポーツする機会を提供したい」と話す。互いに協力していくボニータの門田(もんでん)健次監督は「アメリカでは、女子の人気スポーツはサッカー。日本では女子がサッカーをしていると珍しがられる。女子がサッカーを楽しむのは当たり前の状況を作っていきたい。多くの女子に参加してもらえる状況にしたい」と呼び掛けている。
ボニータと町田ゼルビアスポーツクラブ、町田サッカー協会(技術指導部)は今後、女子サッカーの普及のため、スクールの拡大や指導者の育成、チーム結成などを進めていくという。また、トップチームとして高校生女子を対象とするU―18のチーム結成も視野に入れて活動していく。
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