社会福祉法人町田育成会かがやきが運営する町田ダリア園(清水謙一所長=中面・人物風土記で紹介)が今年で30周年を迎えた。7月の開園に向けて今年も着々と準備が進められている。
町田ダリア園の歩みは1964年に知的障がいの子を持つ親たち数人が集まった「町田市手をつなぐ親の会」が結成した所からはじまる。その後まちだ福祉作業所が発足し、1984年に現在の場所(山崎町1213の1)で草花栽培を開始。翌年に現在の町田ダリア園が開園し、仕事に応じ多くの協力者が支える形で支援事業を展開してきた。運営主体が現在の社会福祉法人まちだ育成会「かがやき」となったのは2011年。現在は10代から80代の利用者64人と職員が協力してダリア園の運営、花壇植付や管理、室内の軽作業など形態を広げている。
ダリアはメキシコ原産のキク科。花径3cm程度の小輪から30cm以上の超巨大輪まで様々な大きさや多彩な色、型の魅力を持つ一方で、雨風や病気に弱く丁寧な管理をしなければ花は咲かない。町田ダリア園では約15000平方メートルの園内に500品種・4000株を栽培し、毎年美しいダリアを鑑賞することができる。
開園はダリアの開花時期となる7月予定。現在は施設内の一部を利用することができる。園内の「お花屋さん」では100種類以上の四季折々の草花が楽しめ、市内の各作業所の商品を多く取り扱う休憩所「木花」は近隣の観光情報なども発信。情報交換のコミュニティスペースとしても地域の人々に利用されている。
同園では運営30周年を記念して様々なイベントを企画中。「ダリア球根販売」は4月29日(水・祝)開催(午前10時〜午後3時)。1つ110円から同園のダリアの球根を販売する。「お花屋さん」では4月より毎月第3土曜日に草花が20%OFFに。その他、園内の町田産ダリアの名前を一般募集したり、ブルーベリー園の開設準備などの新しい試みも進行している。
園についての問合せは町田ダリア園【電話】042・722・0538へ。
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