「きっとご家族にとって大事なもののはず。見つけたのは何かの縁だから、なんとかご家族に返したい」。町田山崎団地自治会(吉岡栄一郎会長)では、額の中から出てきた出産証明書と命名書の持ち主を探している。
「額を開けたら中から出てきたんだよね。折れないように大事に仕舞ったのだと思う」。吉岡会長は今年4月、運営するコミュニティスペース「ごちそうさん」に団地の地図を飾るために額を利用しようと、忠生のリサイクルセンターで額入りのパズルを購入した。そこに出産証明書と命名書が仕舞われていたのを発見。出産証明書には赤ちゃんの姓名とともに足型が捺されていた。
「平成4年1月11日生まれの『由紀江』さん」。発行した田中産婦人科クリニックは8年前に廃院しており、当時の院長に連絡を取るも、書類がないので分からないとの返答だった。
「おせっかいかもしれないけど、勝手に処分もできないし、どうにか返してあげたい。市役所で説明して、住民票などから探してもらおうと考えている。我々に出来るのはここまで。無事にご家族のもとへ返ればいいが」と吉岡会長は話す。吉岡会長の連絡先は【携帯電話】090・4538・0924。
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