オリンピック・パラリンピック教育推進校に認定されている町田市立図師小学校(北澤正博校長)は15日、近隣にある桜美林大学ソングリーディング部「CREAM(クリーム)」の部員を招き、特別授業を行った。
図師小3・4年生の総合学習の時間、2学年6クラス約220人の児童の目は世界レベルのチアダンスに釘付けになった。
桜美林大学ソングリーディング部はアメリカで行われた世界大会で、2012年JAZZ部門、2014年PON部門のほか多数の優勝経験を持つ。この日は同部より9人のメンバーが訪れ、ソングリーディング(=チアダンス)の演技と講演を行った。
演技ではチアダンス中に行われる数々の『技』を披露。バランスを取りながらスピーディーに身体を回転させる技に、児童らから歓声が上がった。体育教師も勧められて挑戦したが「手も足も出ず」、児童らの笑いをさそった。
講演では、同部で大切にしているという「仲間・情熱・目標・好き・感謝」の5つ思いを挙げ、代表して講演した川島千明さん(4年)は「目標達成のために『いつまでにやる』という計画を立てて、方法を考えるのが重要。失敗をしても、周りの人と協力して成功に近づけていくことが力になる」と経験談を交えて話した。
その後、世界大会のDVDで世界一の演技を鑑賞。目を輝かせて見ていた3年生女子や4年生男子は「ダンスを生で観て、すごいと思った」「習いたいという思いが強まった」「体育の先生もできないことを簡単にやっていてすごいと思った」などの感想を話した。
図師小学校は今年3月に東京都教育委員会から認定を受けたオリンピック・パラリンピック教育推進校。2020年の東京五輪を見据えた授業の中で、「運動に親しむ教育」「前向きに努力しようとする心を育てる教育」「世界に関心を持つ教育」に取り組んでおり、オリンピアン・パラリンピアンや世界的に活躍するアスリートとの児童との交流を展開している。
6月にはロンドンオリンピック柔道銀メダリストの平岡拓晃選手を講師に迎え、夢に向かって努力することや困難を克服する講演、技のデモンストレーションなどで交流した。
北澤校長は「世界に飛び立つアスリートたちと交流することで、『少々の困難には負けない、自分の目標に向かって頑張り続ける心』、『世界に目を向けて、世界の人々と仲良く協力できる人になること』、『やさしく強い心や身体を、自ら進んで鍛えられるようになること』などを学んでもらいたい」と話していた。
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